2015年4月11日土曜日

江ノ島水族館にて

ケルンのCマウントのレンズには、種類がたくさんあります。

その中でもSwitar 25mm f1.4シリーズは、1番有名じゃないでしょうか。

Switar 25mm f1.4の中でも、RX、AR、C、DV、などバリエーションが多いです。

個人的にはCタイプの写りが1番好きですし、使いやすいです。

接写撮影などに限定すれば、RXタイプも素晴らしい、とろけ具合を発揮します。


使用カメラ:E-P3
使用レンズ:Kern Switar 25mm f1.4 Cタイプ C-mount

花 その4

FUJINON-TV 25mm f1.4 C-mountです。

このレンズは比較的、安価にて取引されていますが、けっこう個性的なレンズだと思います。

開放では、若干ハロが出ますが、色乗りも良く、なかなか良いレンズです。

F1.4では、印象派のような写り方をしますね。

国産の比較的新しいCマウントは、普通に撮ってしまうと、普通に写ってしまうので、案外安価にて取引されているのかもしれませんね。
Switar 25mm f1.4なんかと比べても、そんなに数は見かけないんですが。。

そのレンズの個性が解らずに、キャッチ&リリースでは勿体無いです。
レンズごとのスイートスポットを捜してあげれば、沼ライフがより一層楽しめます。
Cマウントは、使い方次第ですね。




使用カメラ:E-P3
使用レンズ:FUJINON-TV 25mm f1.4 C-mount



RETROFOCUS

今回は、P.ANGENIEUX PARIS 24mm F2.2 TYPE R2です。

このレンズは、マウント部の作りがArriflexとほぼ一緒なんですが、胴部分の外径が1mmほど太く、市販品のArriflexアダプターでは、装着が出来ませんでした。

専門家の方にも見て貰ったんですが、多分Arriflexだと思う、、。詳細は不明とのことでした。

使えないのは勿体無いので、大田区にある三晃精機さんに、ワンオフでライカMマウントアダプターを作っていただきました。

さて、江ノ島にての試写なのですが、この日はあいにくの曇天でしたので、E-P3のアートフィルターで遊んでみました。
江ノ島の洞窟で撮ったんですが、江ノ島らしさゼロですね。。


使用カメラ:E-P3
使用レンズ:P.ANGENIEUX PARIS 24mm F2.2 TYPE R2

外国人墓地とPanchro

Cooke Speed Panchro 50mm f2です。

このレンズとの出会いは、大森にあるルミエールさんです。

たしか5年前のミラーレスブーム全盛のときに、シネレンズのことを何も知らずに出会いました。
お店のTさんは、とても気さくな方で、さまざまなシネレンズを紹介していただきました。

そんな中、『凄いレンズありますよ(笑)』と見せてくれたのが、このパンクロの50mmです。

装着しE-P1の背面液晶を覗いた瞬間に、まさに衝撃を受けました。

『こんな世界観があるんだ、、、。』

今までそれほど、ボケというものに興味は無かったのですが、圧倒的な解像力とボケとのバランスに、一発で虜になりました。

この衝撃は、今でも忘れません。

写真と言う世界の、世界観がガラリと変わりました。

本来、売り物ではなかったのですが、どうしても忘れられず、特別に売っていただきました。
ここから、シネレンズの奥深い、底無し沼の住人生活がスタートしました。。

それから、Arriflex、Cameflex、Bolexのcマウントなど、さまざまなシネレンズを試しましたが、出発点がパンクロなせいで、
なかなかこれ以上のレンズと出会うのは稀になってしましました。




使用カメラ:E-P3
使用レンズ:Cooke Speed Panchro 50mm f2

2015年3月28日土曜日

花 その3

CマウントのKinoptik Apochromat 18mmは、よく見かけるんですが、ArriflexのKinoptik Apochromat 18mm f1.8は非常にレアです。

広角系のArriflexレンズは、レトロフォーカスが多く、解像力が厳しいものが多いのですが、このレンズの解像力は素晴らしいです。

ボケ味もKinoptikらしいボケで、このレンズは他に変わりのない、唯一な写りをしてくれます。




使用カメラ:E-P3
使用レンズ:Arriflex Kinoptik Apochromat 18mm f1.8

GXRというカメラ

リコーのGXRってご存知ですか?

もう一昔前な感じですが、このカメラ良いカメラなんですよ。

すでに販売は終了してしまったので、中古を買うしか無いんですが、mount A12を装着すれば、ライカMマウントのレンズが使えます。

このカメラの特徴は、細かく設定できる操作性と、広角レンズに強いセンサーの2点が優れていると思います。オールドシネレンズには、相性の良い1台です。

最新鋭のシャープネス、ドン!コントラスト、ドン!って感じではなく、良い意味での落ち着いた雰囲気の写真が撮れます。

ただ、良く撮れるスイートスポットの幅が狭いので、腕が必要です。操作性もマニアックなので、使いこなせれば、最高なんですが、初心者には難しいだけです。

マニアックで好きなんですが。。


使用カメラ:GXR A12MOUNT
使用レンズ:Arriflex-Cine-Xenon 28mm f2

トンネル

ボケのトンネルです。

そう言えば、三浦海岸の河津桜も終わり、桜の季節になりましたね。


使用カメラ:E-P3
使用レンズ:Taylor Hobson Cooke Speed Panchro 35mm f2

優しいボケ

スイスのKernと言えば、ALPAのMacro Switarが有名でしょう。

このレンズは、マクロ域までヘリコイドが無い、ALPA SWITAR 50mm F1.8です。

ただ、巷の噂では、光学系は一緒との噂もあります。

ミラーレスが誕生し、ヘリコイドアダプターが出てきた今、もはや写りは一緒なのでしょうか?

値段もマクロスイターに比べて、安価なのでお勧めです。

ALPAのSWITARは、アポクロマートなのですが、最大の持ち味は、マクロでも無く、アポクロマートでもなく、この優しいボケ味ではないかと思っています。

ALPAのSWITARのボケは、他のどのレンズとも違うボケ方をします。


使用カメラ:E-P3
使用レンズ:ALPA SWITAR 50mm F1.8


使用カメラ:GXR A12MOUNT
使用レンズ:ALPA SWITAR 50mm F1.8

花 その2

Arriflex Cine Xenon 25mm f1.4は、マクロ域が面白いレンズです。

f1.4なのに、コントラストも高く、シャープさも抜群です。

引き絵だと、周辺の四隅が少し蹴られますが、マクロ域だとボケに溶け込んで、それほど目立ちません。

ただ、このレンズは比較的流通量が多く、値段も他に比べれば安いですが、コンディションが重要です。
Cine Xenon 25mm f1.4は5本手元にあり、全て試しましたが、曇っている玉だと本来の性能を発揮出来ません。クリヤーな玉だと、色乗りがとても良いです。




使用カメラ:E-P3
使用レンズ:Schneider Arriflex Cine Xenon 25mm f1.4

空気感

写真における、大事な要素が空気感だと思います。

その場の雰囲気をいかに『絵』に封じ込めるか。

それは一瞬の中に存在する、躍動感なのか。

緩やかな時間の流れの中にある情緒感なのか。。

Arriflex-Cine-PLANAR 32mmは、そんな空気感をそのまま封じ込めてくれます。



使用カメラ:E-P3
使用レンズ:CarlZeiss Planar 32mm f2

ヒカリ

Carl Zeiss Planar 32mm f2

このレンズは凄いです。

Arriflex35mm用でもトップクラスの性能です。

思いっきりハレーションが起こる状況下でも、ちゃんと写ります。

また解像力もケタ違いで、現代レンズに引けをとりません。

ただイメージサークルがムービー35mm用なので、開放だと収差が出ます。

それが良い味となって、素晴らしいバランスです。



使用カメラ:E-P3
使用レンズ:CarlZeiss Planar 32mm f2

動物

動物は動くので、シネレンズではなかなか難しいですね。

置きピンで自分が動いて合わせた方が、簡単です。

しかし、Speed Panchroの解像力と立体感は、凄いです。。



使用カメラ:X-E1
使用レンズ:Taylor Hobson Cooke Speed Panchro 35mm f2

『味』の世界

Speed Panchro 35mm f2

このレンズはモノクロの時代のレンズです。

さすがに発色や色乗りの点では、SerⅡには敵いませんが、淡い発色やボケの感じは、SerⅡには無い『味』があります。

X-E1との相性は、抜群です。


使用カメラ:X-E1
使用レンズ:Taylor Hobson Cooke Speed Panchro 35mm f2

ボケの魅力

Angenieux 25mm f1.4 Type S41

手に入れてから、お気に入りのレンズの1本です。Cマウントでは1番好きです。

開放ではハロが出ますが、f2まで絞れば、シャッキリ写ります。ただ周辺部はf5.6まで絞っても、
像は乱れてます。

しかし、このレンズの真骨頂は、やはり開放だと思います。

Angenieuxは全般的に、ほわっとした写りが有名です。

同じAngenieuxでも、ただ単に曇っているレンズと、曇りが無くクリヤーなレンズのほわっとした感じは、全然違います。

このレンズは、曇りが無くクリヤーなコンディションなので、開放でも十分写ります。

S41はガウスタイプなので、個人的に好きなボケです。

ただ庭の枝を撮っただけなんですが、妖艶なボケの世界へ連れて行ってくれます。


使用カメラ:E-P3
使用レンズ:Angenieux 25mm f1.4 Type S41